うるしのかぶれ

オンライン講座を受講の生徒さんより

漆と仲良くなりたくて、手袋をはめずに作業したらかぶれました、とのご連絡がありました。

漆かぶれについて

漆かぶれは、漆の主成分である「ウルシオール」という成分が原因です。

漆が皮膚に付着し、皮膚の表面からウルシオールが侵入すると、それを排除しようとする体の反応で炎症が起こります。

この漆による皮膚炎は数時間〜1週間ほどの潜伏期間があるので、さわってすぐにかぶれなかったからといって、自分はかぶれない体質だと過信しないで下さいね。

かぶれの要因には「体調」や「ストレス」も関係しているといわれています。

漆は硬化するとかぶれませんが、完全に硬化するまで注意が必要です。

うるしは樹脂ですので、もしも皮膚に付着したらサラダ油等で拭き取ってください。(水洗いしても落ちません)それから石けんで良く水洗いしてください。

水疱や発疹が出ていたら絶対に触らない、かかないことが酷くならないためには大切です。

気を付けていても、漆かぶれを起こしてしまった場合、皮膚科を受診した方がよいでしょう。

(治療薬として、ステロイドの入った軟膏内服薬として抗ヒスタミン剤などが挙げられます)

しかし残念ながら「ウルシの特効薬」はありません。

漆かぶれは冷やせば多少痒みが和らぎます。他人が患部に触れても移りません。

完全に痒みなどが取れるまでに1週間~1ヶ月くらいかかり、これは、個人の体質などによっても差があります。

作業の際は、長袖の衣服、手袋を着用し漆が肌につかないよう十分に注意してくださいね。